難しい民族間の軋轢と宗教の問題
私は、今、セルビアと日本がより好い友好関係を築くために及ばずながらの活動をしています。
「ニコラ・テスラ」の銅像を日本に造ろうと言う活動です。
たまたま、現セルビア日本大使の長井忠氏と古い友人関係にあり、一昨年から2年半の間に4度セルビアを訪れました。
出向くたびに、「セルビアって大丈夫なの?」、「危険じゃないの?」、「治安は?」と言われます。
先日もこのブログで街の様子を見て頂きましたが全く問題ありません。
首都ベオグラードはドナウ川、サヴァ川が交差する美しく、歴史のある、素晴らしい街です。
しかし、セルビアの南部コソボ地域ではセルビア人とアルバニア人の小競り合いが続いています。
詳しくは理解できませんが、事の発端はコソボ地域に隣のアルバニア人が次々に渡り住むようになり、(結果として90%がアルバニア人になり)コソボ自治州を設立して、セルビアからの独立を目指していたという流れがあります。
ところがこの「コソボ」は元々セルビア正教の聖地であるためセルビア人にとっては無くてはならない地域だと言う歴史的背景があるのだそうです。
アメリカやヨーロッパはこの度の独立を承認する方向ですが、セルビア政府としては、コソボ自治州の一方的な独立宣言をどうしても認めるわけにはいかないと言うことです。ロシアは同じような自治州を抱えていることからこれが前例になると困るので反対の立場をとっているということのようです。私の頼りない理解ですが簡単に整理するとこんな構図だと思います。
セルビアもコソボ自治州も武力による解決はしないと宣言しているようですが、私たちは陰ながら、なるべく早く、平和な解決が出来ますことを願うばかりです。


