「GIS」の学術的な定義は、「地表面の状態を記述・分析する基本的な情報技術で、地表面上に見られる事物を点、線、域の要素に分け、位置情報と属性情報を付け加え、デジタル的に保存した、いわゆる『空間データ』の分析をするシステム」です。言い換えますと、「コンピュータの画面上に、この空間データを使って地表面の状態を再現する技術を持ったマッピングシステム」です。
また「地図ソフト」は一般的にはコンピュータの画面上で地図を見られるソフトのことで、特に空間データの分析をするシステムではありません。どちらもコンピュータの画面上の地図に、文字や数字だけでなく、図形データとして処理した各種情報を表示する点で「コンピュータマッピングシステム」には違いないですが分かりやすく言えば、前者は分析を主としたシステムであり、後者は分析は出来ないが、他のシステムなどで分析した結果を地図上へ表示することのできる、いわば表示を主としたシステムであるということができます。
“地図”を使用する分野は広く、その目的によってはGISでなければ出来ない分野と地図ソフトでも十分にその目的を果たせる分野もあります。