ビジネス分野でのGISは、具体的にはマーケティング部門での企画や計画立案ツール、意思決定の判断支援ツール、あるいはプレゼンテーションツールとして利用されるケースがよく見られます。その他には、営業部門を主体に顧客管理や本部での販売店管理といった部門にも多く活用されています。
また、流通業界においては、商圏分析、新店舗出店計画、売上予測、あるいは既存店の評価、活性化計画などにも活用されています。そして日々の業務においては、既存店の適正売上目標の設定、チラシ配布計画や来店調査の結果検証などにも運用できます。また、新規出店計画予定地域から出店候補物件が持ち込まれた時、その情報を即座に評価するなどこうした業務を日々のルーチンワークとしてこなして行くこともできます。
このようにGISを活用して、日々のマーケティング諸活動をこなすことを「GISマーケティング」といいます。
GISマーケティングの強みは、例えば小売業でのカード会員顧客分布とか来店顧客分布とか競合店分布、あるいはチラシ配布のレスポンス分布、また、POSデータなどより売れ筋商品の把握などが自社の商圏内での各種データとして、地図上にビジュアルに整理されていることが条件となりますが、いつでもすぐに見たい情報を画面上に呼び出すことが可能であるという点です。もし問題を発見したらすぐに、その場で対策が検討できるところです。
エリアマーケティングの全ての活動においてもっとも重要なことは、各種のデータを整理し、これを正しく分析することだと言われています。「データベースマーケティング」とは正にこのことであり、現代のマーケティングの基本とされています。